貧血 予防 症状

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                              貧血


 貧血は、日常よく見かける疾患ですが、現在、貧血のために、献血できない女性が6割もいらしゃると言うのですから驚きです。しかも一番の問題は、その状態であっても、軽視している女性が多すぎると言う事です。


 貧血の基準として、成人男性でヘモグロビン13g/dl以上、女性で12g/dl以上、妊婦で11g/dl以上が正常値とされているようです。妊婦の正常値が成人女性に比べて低いのは、妊娠中は血液量は増加しますが、赤血球の増加より水分である赤しょう量が多くなるために起こる生理的な状態です。特に心配ないようです。


 貧血とは、赤血球の数が減少したり、または赤血球自体の酸素を運搬する能力(ヘモグロビンがこの能力を担っている)が低下したりすることをいいます。


 そうなると、全身に運ばれる酸素の量が減り、細胞が正常に働かなくなり、疲れやすくなったりなどの症状が現れます。


  貧血の際の赤血球の形の違いなどでいくつかの種類に分けられますが、その中で多いのは、血液中の鉄分が不足して起こる鉄欠乏性貧血です。


 貧血全体の60〜70%を占めるといわれているぐらい多く、しかも、その約80%が女性です。


 ほとんどの方はこの鉄欠乏性貧血ですが、中には厄介な病気の前兆にも貧血の症状がでることがありますので注意してください。


 主な症状に頭痛・めまい・立ちくらみ・疲れやすいなどです。貧血の簡単な診断方法として、まぶたの裏の色を見て白くなっていないかを診断する方法があります。自分でも簡単に確認できます。


 次に貧血の患者さんの年齢との関係ですが、年齢が上がるにつれて貧血患者は増加し40代でピークになります。しかし、50代になると激減します。これの最大の理由は月経にあります。50歳を過ぎると月経がなくなり出血が減るからです。


 女性は1回の月経周期で約30cc〜60ccの出血をしますが、これを鉄分に換算しますと15mg〜30mgとなります。成人男性の1日の鉄喪失量が約1mgですので、どれほど多く出血するのか理解できると思います。また、妊婦さんも大量の鉄分を必要とします。


 赤ちゃんの成長のためには、鉄分が必要なのですが、全妊娠中に約500mgの鉄分が必要ということなので膨大な数字ということが分かります。妊婦さんが十分な食事管理が必要とされるゆえんです。


 では、貧血の治療と食事についてですが、鉄欠乏性貧血の場合、いかに効率よく鉄を吸収させるかがポイントとなります。


 食事療法や鉄剤による治療がありますが、貧血は一度なってしまうと食事だけでは、回復は難しく鉄剤と併用しながらの治療をすると早い回復が見込めます。


 また、ビタミンCとの併用で吸収をよくするといわれています。6週間ほどで改善していきますが、すぐにやめてはいけません。貧血の人は体の鉄の蓄えを全て使い果たしていますので、体内に鉄を蓄えておくために続けて下さい。


 それからコーヒー・紅茶・緑茶などは控えたほうがいいようです。食事は肉や魚に多く含まれるヘム鉄の方が吸収されやすいので積極的に摂りましょう。










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