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 最近、話題のコエンザイムQ10が美容、健康、ダイエットに効果があると騒がれています。そのコエンザイムQ10は補酵素です。補酵素というのは、 酵 素の力を引き出す為に人にとって不可欠な成分です。


 酵 素は補酵素なしには十分な力は発揮できません。そして、補酵素も酵 素なしでは効果はありません。コエンザイムQ10が美容や健康に良いからと飲んでいるだけではその効果を十分得る事はできません。


 戦後、欧米から伝えられたの栄養学では、人間が生きていく上で必要な3大栄養素は、炭水化物、たんぱく質、脂肪とされてきました。その後、炭水化物を単独で摂取しても、エネルギーとしてうまく代謝しないということが解ってきました。


 ビタミン、ミネラルの必要性が認められ5大栄養素となり、その後、食物繊維が6番目に加わりました。これらの栄養素は、言うまでもなく、人間が生きていく上でとても大切なものです。


 しかし、これらビタミン、ミネラルよりも、私たちの生命を維持する上でもっと大切なものがあります。それが、酵 素です。種類は体内でもいくつかあります。人は、水の中でも1,2分呼吸を止めても死ぬ事はありません。


 しかし、この酵 素の働きが一瞬でも止まると人は生きていけません。あの猛毒サリンもこの酵 素の働きを止めてしまうガスだと聞いたことがあります。この酵素の働きがなければ人は生きていけないのです。


 大きく働きを分けると、代謝酵素、消化酵素の2つです。健康に最も大きく作用するのが、代謝酵素です。 代謝酵素は消化酵素で分解されて吸収しやすくなった食べ物を使ってからだを組み立てたり、修復したり、あらゆる生命活動を司る働きをしています。


 代謝酵素が不足すると体内にある約60兆個の細胞が正常に働らいてくれません。消化酵素は食べた物を消化し代謝酵素が働きやすくしてくれます。


 ところが弱点もあります。それは非常に熱に弱く、50℃以上になると、ほとんど死滅してしまいます。また、通常の食品にも食品酵素と呼ばれるものが含まれていますが、それは昔の食生活の時の話です。


 現在の調理方法は、焼く、揚げる、煮る等の熱を加える調理方法がほとんどだと思います。通常は食品に含まれている食品酵素を摂取することが出来ずに、体内でつくられた消化酵素に頼っているのです。


 ここで厄介な問題が発生します。消化・代謝酵素を合わせて潜在酵素といいますが。以前は潜在酵素は、たんぱく質で出来ているので、たんぱく質を摂取していれば、体内で合成できるものと考えられていましたが、最近では、体内でつくられる量は限られているということが解ってきました。


 つまり人それぞれの遺伝子に潜在酵素の量は組み込まれていて、ひとりひとり決められていると言うのです。と言う事は、この量によって人の寿命が決まってしまうのではないかと言われてきています


 代謝・消化酵素も同じ潜在酵素からつくられているので、消化酵素として、潜在酵素を使ってしまって、その分、代謝酵素に回される量が少なくなると言う事になります。私たちのからだのすべて器官や組織は、代謝酵素の働きによって活動しています。


 年をとってくると、あぶらっこい食べ物を避けて、あっさりした物が欲しくなるのも酵 素が減ってきている為、そのあぶらを消化出来ないと体がシグナルを発しているのではないでしょうか。


 心臓、肝臓、肺等も固有の代謝酵素を持っています。ビタミン、ミネラル、ホルモン等もそれなしでは何の働きも出来ません。


 では、潜在酵素が少ない人は、できるだけ使い果たさないような努力をしながら生活をしなければなりません。それではどうすればよいのでしょうか?


 消化酵素は食べ物からも摂る事が出来るといいましたが、昔の食事では、食品に含まれる食品酵素を利用して、スムーズに消化出来ていた食べ物が、現在では、加工食品などにはほとんど含まれていませんし、熱にも弱い。


 また大食いの人は消化酵素を過度に使い過ぎるため代謝酵素が減り、新陳代謝が悪くなります。やはり「腹八分目」がいいようです。


 代謝酵素は、からだを正常に動かしたり、けがや病気を回復させるために働いてくれています。健康は、これらがどれだけ働いてくれるかにかかっています。では、そんな大事な代謝酵素はどうしたら増やすことが出来るのでしょうか? それはとても簡単です。


 食べ物を生で食べる事です。こんな話があります。エスキモーは少し前まで、生肉を食べていました。その時代には心筋梗塞等の疾患もありませんでした。しかし、最近では、焼いた肉を食べるようになり、欧米人並に心臓病が発症するようになったそうです。


 これは、生肉を食べていた時は、肉の脂は肉が持つ酵素によって自然に分解されていたのです。つまり肉に含まれるリパーゼと言う酵 素が肉自身の脂を分解していたので、それを食べていたエスキモーの体には余計な脂肪が蓄積されなかったと考えられます。


 しかし、肉を焼いて食べるようになったが為に、肉に含まれるリパーゼが死んでしまいエスキモーの体で肉全ての脂を消化出来なくなり、肉の脂が体内に蓄積されて、動脈硬化や高血圧・がんといった生活習慣病の原因となったと考えられるのです。


 食べ物から酵素を得る為には、生のものを食べなければなりません。人間がそうであるように、植物でも動物でも必要なのです。植物も動物も生の状態なら酵素を持っています。


 本来なら自然が与えてくれるものを、文明の発展や食文化の変化により、熱により死滅し、食事からほとんど摂ることは出来ません。


 その分を補う為に、体を削って生活し、そのしわ寄せが現代の生活習慣病を抱えている人が増えてしまっている理由ではないかと最近では考えられています。











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