カルシウム 働き |
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| カルシウムの代名詞と言うと、皆さんが小さい時からよく飲んでいる牛乳をすぐ思い浮かべることが出来ると思いますが、最近、「牛乳の中に含まれるカルシウムは、人の体内では利用できていない?」という話を聞いたことはないでしょうか?意外かもしれませんが実は出来ていないようです。 乳類のカルシウムを利用できるのは、乳児期の赤ちゃんと、大人では何千年もの昔から乳を栄養源としてきた一部の白人種などの極一部の人々のみです。 それは、体内の酵素に理由があります。日本人を含む人類の大多数は、離乳後は、乳類に含まれる乳糖(ラクトース)の分解に必要な酵素(ラクターゼ)の活性が失われていきます。 離乳すれば、乳糖を分解する必要がなくなる為、それが正常な体の変化なのですが、乳糖はカルシウムを吸収しやすくする働きもあり、乳糖の分解に必要な酵素(ラクターゼ)が失われていくと、乳糖は分解されなくなり、乳の中のカルシウム吸収が悪くなります。 それどころか、カルシウムの排泄が促進される事も分かっています。 カルシウムの体内での役割りとして、骨歯の構成成分・血液の凝固・筋肉に収縮・酵素の活性化など。 また、不足すると、骨がもろくなる骨粗鬆症・歯が悪くなる・いらいらする・心臓血管等に障害が起きやすくなる等のさまざまな症状があります。 それでは、カルシウムはどのようにして作られ、吸収されるのでしょうか?カルシウムの原料となるビタミンDの多くは、適度な日光にあたることで、紫外線によって皮膚で合成され、体内のカルシウムの再利用促進やカルシウムの吸収率を上げる作用があります。 適度な運動で、骨に刺激を与えると、カルシウムが骨に吸収されやすくなります。また、骨の強さは、骨の回りの筋肉が補強してくれることもあるため、適度な運動による筋肉の量や強さを増すことも必要です。さらに運動能力の向上によって、転倒による骨折率の低下も期待できます。 日本人の主なカルシウム供給源は、緑黄色野菜や大豆製品・ひじきのような海藻類・小魚などでした。主食の穀類を多量に摂取し、大豆から必要なたんぱく質や脂質を摂取する。 そして、ビタミンやミネラルを緑黄色野菜から摂取する。時には魚も食べる。これが文明開化の頃の日本人の食生活でした。その後たった100年で食生活は大きく変わりましたが、私たちの体は2,000年前とほとんど同じなのです。 カルシウムはたんぱく質や脂肪を多く摂取すると、吸収は低下します。日本人の場合、パンやバター、コーヒー、牛乳を摂取するよりも、ご飯にちりめんじゃこをかけて食べた方が吸収はいいようです。また、塩分を多く摂り過ぎると、腎臓で尿を排泄するときにカルシウムの排泄も促進されますので控えめに。 人間を含む脊椎動物にとって骨は体内に創りだした海といわれています。骨は、たんぱく質とカルシウムから成る組織で体を支える役割りの他に、筋肉を動かしたり、細胞の機能に関するカルシウムの貯蔵庫として重要な働きをしています。 カルシウムを食品から充分摂る、日光に適度にあたる、そして適度な運動をしてカルシウムの吸収率を上げ、十分な睡眠をとることで、成長期だけでなく、大人になっても強固な骨を維持することができます。 「カルシウムの1日の摂取量は、大人で600mg、妊婦や授乳中は1000mgは摂りましょう。」などとよく言いますが、実際はこの倍は摂取する必要があるそうです。妊婦さんや授乳中のお母さん方は、不足するとイライラしたり、精神的に参ってしまうので、赤ちゃんにも良くないので、特に積極的に摂るようにしましょう。
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